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令和3年度「全国学力・学習状況調査」(文科省)

更新日:2022年2月24日

令和3年度の全国学力・学習状況調査で、新聞を読む回数が多い子どもほど、平均正答率が高くなるという結果が示された。


「新聞を読んでいますか」との質問に、「ほぼ毎日」「週に1-3回程度」「月に1-3回程度」「ほとんど、全く読まない」の選択肢から、それぞれを選んだ子どもの各教科の平均正答率を比較した。小学校国語の平均正答率は「新聞をほぼ毎日読む」が74.7%、「週1-3回程度」が71.9%、「月1-3回程度」が66.4%、「ほとんど、全く読まない」が62.9%。算数でも、「ほぼ毎日読む」が79.0%、「週1-3回程度」が76.6%、「月1-3回程度」が71.7%、「ほとんど、全く読まない」が68.6%と、国語と算数いずれの教科も「ほぼ毎日読む」の平均正答率が最も高く、読む頻度が下がるにつれて正答率も低くなった。


中学校国語も、「ほぼ毎日読む」が70.8%、「週1-3回程度」が70.5%、「月1-3回程度」が66.9%、「ほとんど、全く読まない」が63.9%。数学も「ほぼ毎日読む」が65.3%、「週1-3回程度」が64.4%、「月1-3回程度」が60.1%、「ほとんど、全く読まない」が56.1%だった。


一方、新聞を読む習慣のある子どもは減少傾向にある。2021年度は19年度に比べて、「ほぼ毎日読む」は小学生が1.8ポイント減の5.3%、中学生が1.0ポイント減の3.5%。「週1-3回程度」は小学生が2.3ポイント減の9.8%、中学生は1.4ポイント減の7.1%。「月1-3回程度」は小学生が4.8ポイント減の14.7%、中学生が3.2ポイント減の12.6%。「ほとんど、全く読まない」は小学生が8.9ポイント増の70.1%、中学生が5.5ポイント増の76.4%だった。


調査は今年5月、全国の小学校19,038校、1,060,371人の児童に国語と算数、中学校9,680校、1,092,580人の生徒にに国語と数学を実施した。

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