日本新聞販売協会中部地区本部(亀谷和正本部長)の2024年度総会が6月13日、名古屋市中区の名古屋クラウンホテルで開催された。
亀谷本部長があいさつに立ち、「日本新聞販売協会は文字・活字文化を戸別配達で担う新聞販売店の全国組織として、1954年に当時の通産省より社団法人、2013年7月から公益社団法人に内閣府から認定を受け活動している。新聞は正確な情報と多様な言論を提供し、文字・活字文化の中核として社会の発展と安定に貢献してきたが、現在新聞の戸別配達網は崩壊の危機に瀕している」と業界が危機的状況下にあるとの認識を示した。続けて、「その理由としては、インターネットによるソーシャルメディアの発展であろう。また、喫緊のこととしては、コロナ禍やパレスチナ紛争による諸物価の値上げもあげられる。慢性的な労務難もあり、全国で見ても募集をかけても入ってこない。新聞販売店の経営は危険水域に入っているが、崩壊へ至らせないように系統を超えたコミュニケーション作りが重要だ」と述べ、会員の連携を要請した
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